農林水産省は21日、業務用の冷凍バター7千トンを緊急輸入すると発表した。品不足の懸念から価格が上がっているため、十分な供給量を確保して価格高騰を抑える狙い。バターの緊急輸入は2年ぶりで輸入量は過去最大規模という。

 バターの原料である生乳の生産量が、昨夏の猛暑や離農の影響で減少していることが背景にある。今月下旬から6月上旬に入札を実施し、11月末までに輸入して事業者に引き渡す予定。クリスマスケーキ用など今秋以降の需要に対応する。

 業務用バターは、農水省系の独立行政法人が輸入し、商社や乳業メーカー、菓子メーカーなどの事業者に引き渡す仕組みになっている。【共同通信】

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