【モーツァルト牛乳?】

私がはじめてその名前をネットで目にして、一瞬混乱したのを今でもハッキリ覚えています。
モーツァルトと言えば、古典派中期を代表する作曲家のひとりで、音楽に詳しくない方でも、
あのくるくる巻いた髪の毛の自画像は音楽室で見たことがあるのではないでしょうか。

モーツァルトってどんな人?

その「モーツァルト」「牛乳」がどんな関係が?と、
不思議に思った私は、すぐにお取り寄せして飲んでみることに。

高級感のあるデザイン

届いたパッケージは、真っ赤なボディに金色の筆文字がスッと品良く描かれ、高級感がすごい。

そしてじっくりとパッケージを眺めていると、

ん?

「この牛乳は・・・
モーツァルトの音楽を聴いた牛から搾った牛乳でできています」

んん?

モーツァルトの音楽を聴いた牛!?

その言葉を見て、牛乳の新しい時代が始まったと驚きと興奮が押し寄せてきました。

今まで牛の種類や、殺菌温度など様々な牛乳の種類がありましたが、
牛が聴いた音楽によって牛乳に特徴をつけることは聞いたことがありません。

興奮を抑えつつ早速ひとくち飲んで驚きました。

注がれる姿も美しい

これは!!

はじめに来るのが華やかでミルキーな香り、
そして奥深いコク、少し時間がたって優しいまろやかな甘みが
口全体を包み込みます。最後はスッと軽やかに甘みがひいて
スッキリとした後味。

まるで口の中で四重奏が奏でられているよう。

おいしさの余韻がすごい。

うまい!!

毎日の食卓にモーツァルト牛乳があればどんなに優雅だろう。
1日の始まりに飲めば気分晴れやかに、
寝る前に飲めばとても良い夢を見れそうです。

ひと口ですっかりモーツァルト牛乳のファンになってしまいました。

それからずっと気になる存在だったモーツァルト牛乳。
しばらくして幸運にもモーツァルト牛乳を製造販売している
淡路島牛乳株式会社さんにオンラインでお話しを伺える機会が訪れました。

淡路島牛乳株式会社さんは兵庫県南あわじ市にある乳業会社さん。

澄んだ空気と緑に囲まれ酪農に適した環境で
高品質な牛乳・乳製品をつくっています。
私がずっと気になっていたモーツァルト牛乳について
社長の鳥井俊廣さんと、開発担当で販売部次長の柏木順二さん、
総務部総務課の稲山諒さんに色々お聞きしました。

Q.「どうしてモーツァルト牛乳を作ろうと思ったんですか?」

A.20年ほど前、音楽によって人のこころを癒す音楽療法が話題になっていました。
人間にも効果があるなら、
人間の7倍の聴力を持つ牛にやってみたらどうだろうと思ったのがきっかけです。
牛のストレスは牛乳の味に影響するので、ストレス緩和になるのではと。
牛舎でラジオを流すことはありましたが、
実際にモーツァルトの曲をかけてみると
牛がおとなしくなり目にみえて落ち着いた様子になりビックリしました。
おかげで乳質も良くなりとても美味しい牛乳ができました。

実際にモーツァルトの曲を聴いている牛たち
リッラクスして表情も良い

念願の商品化までは10年くらいかかりました。
色々と大変なこともあったのですがやっと販売することができました。
商品名を商標登録するのも大変で、なかなか通らなかったんです。
偉人名が入っている牛乳も例が無いので。
きちんとレポートを提出したら納得してもらいました。
令和3年には淡路農林水産祭で乳質改善議長賞金賞を受賞した自信作です。


Q.「いろんな音楽がある中でどうしてモーツァルトを?」

モーツァルトの曲の多くは、1/fゆらぎという独特の曲調で、
アルファ波が出ると言われています。牛にたっぷりリラックスしてほしいのでモーツァルト一択でした。「ホルン協奏曲 第一番」「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」「トルコ行進曲」などを収めたCDを聴かせています。

Q.「赤いパッケージもとても印象的です。
どういうテーマで制作したのですか?」

この真っ赤な色と金色は、モーツァルトの着ていた服をイメージしています。
モーツァルト牛乳の文字は、
元々交流があった淡路島出身の書家「つ花セん」さんに
何度も書いていただいて。
モーツァルトのモーが牛の鳴き声みたいにモ〜となっていたり
ゆらぎを感じるデザインにしていただきました。
つ花セんさんはモーツァルトの曲を聴きながら書いたそうです。
背景に入っている楽譜は、音大出身の方に監修いただいて、
代表曲の「ホルン協奏曲第一番」の小節をあしらいました。
音楽に詳しい方が見たら、お、これは?と思っていただけたら嬉しいですね。

Q.「実際に飲んでみて、コクとうまみ、優しい甘さがあると感じました。
そういった味の秘訣は何かございますか?」

まずはコクについてなのですが、乳脂肪分は冬~春で4.2%ほどになります。
とても濃厚でミルク感は濃いんですが、
あと味はスッキリして飲みやすい牛乳と評価いただいてます。
淡路島の牛乳は昔は、乳脂肪分3.5~3.6%くらいだったんですが、
カナダからオスのホルスタインを導入し、
乳脂肪を高める工夫をしてきた努力が実ったという歴史があります。

こだわりの飼料を美味しそうに食べる牛たち

甘さの元になっている理由のひとつは、稲WCSという、
稲の穂や茎葉を乳酸発酵させた牛の飼料を与えていることもあると思います。
こちらの稲も淡路島産です。
モーツァルト牛乳の生乳を唯一搾乳している
(有)グリーンファームさんでもその飼料を使っています。

牛の飼料も地産地消にこだわっています

Q.「モーツァルト牛乳をどんな方に飲んでほしいですか?」

品質がとても良い牛乳なので、牛乳がお好きな本物志向の方だったり、
健康意識の高い方、
飲みやすい牛乳なので牛乳が苦手な方にも
この牛乳なら飲んでもらえるのではと思っています。

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淡路島牛乳さん貴重なお話をありがとうございます!
たくさんの想いのつまったモーツァルト牛乳。
淡路島に旅行に行くことがある方はぜひ飲んでみてください!
お取り寄せ可能ですので、

気になった方はぜひ!
おすすめです!

【ご購入はこちらから】


【販売店舗】
淡路島内…美菜恋来屋淡路島牧場、イオン(淡路島内)、ぴいたあパン、キンキスーパー志筑本店、マルナカ、マルヨシセンター、あわじちゃんカフェ(美菜恋来屋内)
京阪神…スーパーニシヤマ、エバグリーン、ダイエー
関東…日本橋室町すもと館

オンラインショップでも可能です。
https://awajishimabokujo.shop/product-category/gyunyu/

ついついモ〜一杯飲みたくなるモーツァルト牛乳